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やっぱり家族葬にしたい

実は、自分は55歳にして、既に2度の喪主を経験しています。
19歳の夏、自分は母方の実家に養子に入り、間もなく義父が亡くなって最初の喪主は未成年でした。
義母は病床にあったため、当時葬儀を仕切る事になったのです。
2度目は、28歳で義母が亡くなり、こんな事には馴れたくないのに、妙に落ち着いていた自分を覚えています。
父母が生前よりお世話になっていた皆様への感謝の為の儀式でありながら、実は養子の自分には誰なのか分からない方が余りに多くて、ぺこぺこと頭を下げていただけでした。
その姿を父母に申し訳ないと感じていたのです。
そんな経験があり、やはり自分にその時が来た際には、家族にのみ見送ってもらえれば充分だと感じる様になったのです。
家族葬ですから、自分が葬儀の資金だけ残して置ければ、自分がお世話になっている方には、生前から絶えず、その感謝を伝えていければいい事ですから、家族が知らない人にまで頭を下げなくても良いでしょう。
香典のお返しも、色々と大変だったと云うのが本音なので、そんな面倒を家族に負わせたくないと云うのもあります。
家族葬は、個人が社会人からただの家族の一人に戻って見送られる時です。
その時に、例え蔭口であっても、悪口であっても、自分の事を話題に話してくれたら、それで何も云う事はありません。
告別式という外に向けた葬儀より、身内に戻っていく家族葬に憧れています。

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